2016.04.29 01:37

 最近こちらではあまり勉強法について述べていないですね。以前ちょっと書きましたがブログの右端「最新情報」の「こちら」をクリックしていただくと勉強法のページに飛ぶことができます。すでに記事を17回分投稿しました。順次掲載されていくはずです。よろしければそちらもご参考になさってください。なるべく多くの立場の方のお役にたつように書いているつもりです。
 私が提唱している勉強法は過去優等生たちがやってきたことを正確になぞっているだけです。個人的な解釈が入っていない分だけ、かえって効果はあると思っています。
 
 今日は久しぶりに読解力をつけるには・・・というお話を書きます。どうしたらよいですか? 質問されたとしますね。答えはものすごく簡単です。「考えながら読む訓練」を増やすしかありません。それ以外に何一つ方法はない。ですから、もしある人に読解力が足りないとしたら、それは頭のよしあしなどではありません。その人が単純に「考えながら読む訓練」をできる人ほどは恒常的に続けていなかったというだけです。
 楽しみながら読むだけではだめですかという質問が出てきます。それは考えながら読む第1歩ですから、とてもいいところまで来ていますよ。
 
 考えながら読むというのは何も評論だとか論説文ばかりを読めということではありません。小説のような文学的文章でもいい。たとえばこう書いてあった。「そのとき悟郎はある感情を持った」
 ある感情? こういうところで考える。考えながら進む。いい感情ではなさそうですね。しかし、なぜわかりにくく書くのですか。嫌悪感を持ったでもよさそうです。それがある感情と書かれている。ご自身でこんな使い方をしたことがありますか? なければ今度使ってみてもいいかもしれません。「強く叱られたとき、ぼくは両親にある感情を持った」という感じで。
 
 するとなるほどぼやかして違和感みたいなものを表現したいときには絶妙な言い回しだなということがわかってくる。考えているからわかる。
 新聞を読みなさいというのも、新聞は小中学生(高校生もそうですね)にとって少しだけ背伸びした内容になっているので考える機会が頻繁に出てくるからです。問題集では、それこそ週に3題長文をやったところで量的には新聞1日分も読んでいません。どちらのほうが恒常的な「考えながら読む訓練」になっているか。
 
 そもそも何とか読まずに読解力をつけようという発想自体が乱暴なのですよ。手間をかけずトレーニングもせずに、素晴らしいピアニストになろうというのと同じです。授業では「こういうことを考えながら読むのですよ」という見本を見せているつもりです。ピアノの先生と同じですね。見本は見本に過ぎません。見本に基づいてあなたがたくさん読まないといけない。量は多ければ多いほどうまくいくでしょう。考えながら「日々」読んでください。
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この記事へのコメント

  • 1, 読むことが好きさん 2016.04.29 04:03
    勉強法に関するお話を読むと、我が家の子供達(高1と中1)にも読んでほしいなあ、といつも思います。子供自身が勉強に苦労しないと、なかなか読んでみようという気持ちにはならないだろうな、と思っています。
    先生のお話には、我が家の教育方針にピタリとあうもの、ビビっとくるほど価値観のあうものが多く、私はそのようなお話を分野ごとに分けて収集しています。将来子供が、勉強だけでなく人生のいろいろなことに悩んだときに、提示しようと思っています。ブログを過去のお話にまでさかのぼって、結構な量を読みました。今もその作業は続いており、読解力のない私はただ楽しみながら読んでいるだけですが、すべて読み終えたら日々の楽しみが一つ減ってしまいそうな気がしてます。今、2010年です。
  • 2, 長野先生さん 2016.04.29 04:39
    読むことが好きさま

     こんばんは。
     どうもありがとうございます。そんなにさかのぼっていただいているのですね。今後ともーー続けますのでーーよろしくお願いいたします。
  • 3, 小さな本棚さん 2016.04.29 10:36
    はじめてこちらのブログより先生のブログを拝読いたしました。
    高校受験を控えた中学生の親として、記述式の学習をどうしていくか探っておりこちらに導かれてまいりました。
    「考えながら読むことの大切さ」を先生のお言葉より改めて見直しております。
    我が家ではテレビのかわりにリビングには毎週図書館で借りてくる本や図鑑、雑誌を置いておきますと、子供達は自然に読んでいます。テレビはあえてくつろぐ場所には置かない事が考える力になっている気がしています。
    記述式の問題に強くなるにもそうした考える力が大切なのかなと感じました。過去のブログもじっくり拝読させて頂きます。
  • 4, 長野先生さん 2016.04.29 11:31
    小さな本棚さま

     こんにちは。
     どうもありがとうございます。考えながらという主体性の差・・・みたいなものが出てきますね。小さな本棚さまのご自宅は、理想的な「文化的」環境ではないですか。その自然さが大切ですね。

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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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