2016.04.21 00:53

 こういう状況(震災など)になってくると落ち着かないという方も多いでしょう。落ち着かないというか、落ち着けないというか。
 こう考えられるといいと思います。全身、とくに問題がないときは意識しないですね。あまり身体のことを意識しない。ところがどこか具合が悪くなってくると強烈に意識します。たとえば何かの原因で胃が荒れていて食欲がない。食欲がないのであまり元気がない。頑張りがきかない。さて困った。
 
 そのときに各臓器がどう考えるべきかというお話です。もちろん比喩ですよ。
 たとえば心臓が胃のことを心配する。心配するぐらいであればまだいいのですが、四六時中自分が胃のために何ができるだろうと考えている。そしてこんな風に全身に血を送っている場合じゃないかもしれないと思いはじめる。自分も消化のお手伝いをしなければ。
 そして実際、ポンプの役割を中途半端にしたまま消化のお手伝いをはじめたりしたら大変なことになりますね。それこそますます具合が悪くなります。
 
 心臓のあるべき姿は、元気がないのは事実であっても消化のことは専門の胃に任せて、自分は少しでも心臓本来の作業に取り組もうということでしょう。結局のところ、全身のため全体のためにはそうするのがいちばんの上策です。本来の役割を全力で果たす。
 中学生の方で言えば、落ち着かなくてもとりあえず勉強生活、学校生活、家庭生活をしっかりやるということになりますかね。勉強も何も放り出して被災地に直行しお手伝いをしたいという発想は立派かもしれませんが、いまの場所でしっかりやることもまた全体への貢献になってくるのですよ。
 
 つらい生活を送られている方のことを思うからこそ、また日々の生活に感謝や丁寧さがもたらされるということもあるでしょう。自分も授業前はそう考えます。
 先日、コメント欄にちょっと書きました。私は慈悲深くありたいと考えて生活していますが、それはそのほうが「かっこいい」と単純に感じるからです。つまりそもそもは非常に利己的な理由でした。利己的な理由であっても、真善美に近づこうという姿勢は他者の利益を生むことが多いかもしれません。そこに何かしら救いがありますね。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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