2016.02.26 00:22

 昔、新宿から田町までバスが走っていました。何度も乗ったことがあります。20代のころですね。用事はなくても乗る。新宿から大森行きとか浅草行きとか王子行きとか(こちらの路線だけはいまも廃止されていないと思います)、よく乗りました。すべて意味はない。バスに乗ること自体が、意味と言えば意味でした。
 すると六本木を通る。六本木には大学時代ときどき遊びに行っていました。ディスコというのがいろいろあったな。仲間と行きました。
 
 すごく楽しいというわけではない。でも、何となくつきあいで行った。ソウル・ミュージックそのものは好きでしたから。ルー・ロウルズの「別れたくないのに」が流行っていたころの話です。
 六本木からちょっと歩くと麻布十番というところに出ます。当時ーー40年近くまえですーー非常に寂しいところでした。陸の孤島という表現がありました。六本木からほんの10分なのですよ。ところが夜は人通りが全然ない。
 
 麻布十番はいまはすごくにぎわっていますね。先日、5年ぶりぐらいにふと行ってみてーー外苑前の耳鼻科にうかがったついでにちょっと足を伸ばしましたーー昔とまったく変わっていることに改めて感心しましたよ。
 昔はちょっと下町くささみたいなものも残っていたのですが、現在は純粋にオシャレな街になっています。メインの道路沿いに将棋の道場があった事実が信じられないですよ。入ったことはありませんが、確かにあった。六本木将棋センター(?)だったかな。
 
 道路脇に密集していた民家もすべてなくなりました。いつの話だよという感じですね。
 麻布十番にはYという有名な居酒屋さんがあります。ここだけは変わらないみたいですね。昭和の香りを残したすごくいい居酒屋さん。ただ今回は入りませんでした。
 個人的な話を書いてしまうと、大学生のころあのあたりには憧れていた女性が住んでいました。そのことが微風のような感傷としていまも残っています。那古船形と同じですね。
 
 20代のころ、五反田から麻布十番まで歩いてみた日がありました。古川橋の手前あたりでものすごくきれいな婦人警察官が違法駐車の車を調べている場面にぶつかりました。ため息が出るぐらい美しい人だった。あまりの美しさに、よほど直接驚きを伝えようかと思ったほどです。逮捕されると困るのでやめましたが。
 今回のお話は特別ですね。私なりの「ベニスに死す」があるのですよ。
 
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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