2015.06.01 00:15

 大きな地震がありました。マグニチュード8と言ったられっきとした「巨大地震」です。深発だったのでまだ被害が少なめで助かりました。ただあの地震は、後続する房総沖巨大地震の前兆であるという説があります。私が勝手に言っているのではなく、きちんとした先生がそういう予想をなさっています。夏ごろまでという可能性もあるそうです。何もなければ何もないで大変けっこうなことですが、念のために防災の準備(海辺近くの方は津波に備えて避難場所を確認しておいてくださいという記事も読みました)だけは淡々と進めておかれるとよいと思います。
 
 当日は、生徒が1人残っていました。お迎えがなかなかいらっしゃらなかった。混乱していますからね。そういうとき、当然私たちも残っています。私も副教室長のN先生も残っていました。N先生はすごく忙しくてお気の毒なので、お帰りになってもいいですよと声をかけたのですが、そこはやはり責任感が強い。「僕もいます」とおっしゃって最後までおつきあいくださった。
 いろいろやりとりがあり、23時ごろお迎えの方がいらっしゃった。確実にお見送りしてから私は生徒のご自宅に電話を入れました。いまお迎えの方がいらっしゃったので、間違いなくお帰りになりましたよと。
 
 すると電話口のお母さまはお礼をおっしゃってくださいました。最後に「先生もお帰りの際にどうかお気をつけてください」という言葉(正確なものではありません)をかけてくださった。何ということのない自然なひと言だったのですが、帰りの地下鉄(山手線は止まっていた)の中で何度も思い出しました。
 こういうの、なかなか言えないものです。言おうかなと思ってもーー思いつくことは思いつきますがーーまあいいかなと言わないでおく。照れ臭いという気持ちもありますし、そこまでしなくても失礼にはあたらないという気持ちもある。ところがお母さまはあえてねぎらってくださった。
 
 このお話を翌朝N先生や受付の皆さんにしました。すると皆さんが「だからあの子はあんなに上品でいい子なのですね」ということをおっしゃった。じつは私も内心でそう感じていました。あの心遣いのなかで1年365日24時間生活していれば、どうしたって上品な優しい子どもに育ちます。概念ではなく、おうちの方の実際の言葉と行動から学んでいるからですね。
 先日、同じようなことがありました。ある先生が突然インフルエンザでお休みされた。責任感の強い先生ですからぎりぎりまで頑張ったのですが、お医者さんにストップをかけられてしまいました。
 
 人気のある先生なので、あちらこちらに休講の連絡を入れるだけでも大変だったそうです。どこでも「ええっ!」とびっくりされる。で、ここからは先生にうかがったお話です。私はそのときにいちばん優しい言葉をかけた(?)そうですよ。そのことをいまでも感謝していますと伝えられ恐縮しました。
 「どうかお大事になさってください・・・」ぐらいのことは確かにお伝えしたと思うのですが、その程度でもあえて言葉に出すのは大事です。相手にエネルギーを送るということですね。言葉はエネルギーなのですよ。当然、わが子にもエネルギーを・・・ということになりませんか。
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この記事へのコメント

  • 1, 長野先生さん 2015.06.01 09:51
    コメントをいただいた方

     こんにちは。
     過分におっしゃっていただいてありがとうございます。これからが大切なので気をつけて見ていきたいと思いますが、私「も」彼は大丈夫だと思っています。何か・・・人間的に「美しい」部分を感じるのです。そういうことが本当はいちばん大切なのではないかと思ったりします。
     今後ともよろしくお願いいたします。
  • 2, ゆりママですさん 2015.06.04 19:57
    こんばんは。言葉は力を持つからこそ大切にしたいですね。
    ところが、電子媒体での言葉の遣い方は本当に難しいです。
    昨年は役員世話役Wでこなしたのですが、連絡を
    挨拶含めて柔らかく伝えたら、「長い」だの「簡潔にして」と言われ、
    簡潔にしたら「冷たい」「事務的」と捉えられてしまい、
    電子媒体に温度を乗せるべきか、あっさり端的にすべきか
    難しいものだと思います。
    言葉は確かにエネルギーなのですが、ネット社会では伝わることと伝わらないことが言外にいろいろあり、遣い方が難しいこともあります。
  • 3, 長野先生さん 2015.06.05 00:09
    ゆりママですさま

     こんばんは。
     それ、難しそうですね。体温が伝わりにくい媒体であるということなのだと思います。手書きの文章なんかとは違いますものね。読んでくださる方がそのあたりの事情に敏感でいてくださると助かるのでしょうが・・・

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35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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