2015.05.03 07:25

 昨日の朝日新聞(デジタル)に面白い記事が載っていました。まあ、当たり前のお話なのですが。
 小4~小6、中2、高2の子ども17000人と小4~小6の保護者の方7800人を対象に調査したそうです。
 もっと頑張れと親がいくら激励したところで子どもの生活力は向上しないという結論が出た。いくら頑張れ頑張れと念仏みたいに唱えてみたところで、効果はまったくないということですね。これは親だけではなく先生も同じだと思います。
 
 それよりずっといい方法が4つ出ていました。①ご自身の体験を話す。②山、森、川、海などの自然の中で遊ばせる。③家の手伝いをさせる。④読書。
 頑張れ頑張れの何倍も効果がありました。ふだんこのブログで書いていることとまったく変わりません。変わりませんが、さすがに私は17000人も生徒は見ていませんから改めて記事に残しておこうと思いました。
 頑張れというのは大人側の勝手な希望なのですよ。昔、こんなことがありました。
 
 お父さまが頑張れ、トップを目指せとつねに激励されていた。中学生の男の子です。もういやだと彼は私のまえで涙を見せた。1度涙がこぼれたら、あとからあとから湧いてきてとうとう声をあげながら泣きはじめました。こみあげてくる思いがあるのですね。
 ずるいよずるいよ・・・と。お父さんは自分はトップなんか目指していないじゃないか。会社でトップになろうとしていないじゃないか。僕はそのことを何も責めないのに、どうして僕だけこんなに責められなくちゃならないんだ!
 
 言葉の激励なんてそんなものです。魂がこもっていないことが多々ある。魂がこもるということは相手のことを本気で深く考えるということなので、逆に「安易に」頑張れとは言えなくなります。もし、お子さんに日々頑張れと言われたら・・・私なら自宅に帰りたくなくなりますよ。お父さん、本当に頑張ったの? 頑張って会社で1つでも上をめざしているの? 現状で満足していたら進歩がないのはわかっている? やればできるんだからもっと頑張って努力しなよ。
 どう考えても逆効果でしょう。それよりは上記の①~④までちょっと配慮してあげてください。どれもこれも今日からできることばかりです。
Tags :
幼児・小学生
中学生
高校生
高校受験
ソーシャルブックマーク:

この記事へのコメント

  • 1, かぐやさん 2015.05.03 22:03
    長野先生、こんばんは。
    「頑張れ」という言葉を個人に対して使うことに違和感、抵抗を感じてきました。まさしく、わが身を振り返れば「頑張っていないじゃないか」という思いがあるからです。
    それに気づいてから、思春期の息子にかける言葉には特に気をつけるようになりました。抑えて、「頑張ってるね」程度です。
    最近、急に距離を置くようになったので、こちらも踏み込まず、何か頼まれたら「わかった」と応えるようにしています。
    先日は、午後「ちょっと散歩してくる」と出かけて、帰宅したのは夜7時。聞けば、江の島に行ってきたと。「海を見たくなって」という息子に、「青春してるな」と主人は笑っていました。
    いまは、あれこれ言葉がけが要らない(うっとうしい?)時期なのかもしれないですね(笑)。
  • 2, 長野先生さん 2015.05.04 09:54
    かぐやさま

     こんにちは。
     海を見たくなって! 大人になっていますね。知性体力だけではなく感性もまた正しく進化成長(?)されていると思います。
  • 3, 長野先生さん 2015.05.08 23:10
    コメントをいただいた方

     こんばんは。
     ちょっとふらふらと旅行しておりまして処置が遅れました。申し訳ありません(23時に帰ってきたばかりです)。「彼」が映画のことをすごく楽しみにしていましたよ。
     今後ともよろしくお願いいたします。

印は入力必須項目です。
※ログインしていると自動的に名前が挿入されます。

名前
URL
Mail
コメント
画像

画像認証 :

※表示されている数字を半角で入力してください。

 

トラックバックURL

トラックバックURL
【トラックバックにつきまして 】
Z会ブログでは、トラックバックにスパム対策を講じております。
Z会ブログの記事へトラックバックを送信する際には、トラックバック元の記事の本文中に、トラックバック送信先の記事の「ページURL」を記載してください。「ページURL」が含まれていないトラックバックは受け付けできません。
なお、一部のブログやサービスからのトラックバックは受け付けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2019年10月   >>
    01 02 03 04 05
06 07 08 09 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

新着記事

月別アーカイブ