2015.04.24 05:55

 たまには勉強の話題も取り上げないと本当に「変なおじさんの昭和思い出ブログ」になってしまいますので、今日は高校受験のお話に戻します。
 過去問というのがありますね。いつごろからやったらいいでしょう? と質問されたときは大雑把に秋になってからと答えています。好奇心があって見たいということであれば見てもいいですよ。どんな問題が出ているのかのぞいてみる程度であれば役にたつと思います。それでも真剣に解いたり点数を出したりするのは秋口で十分です。
 
 自信がないという生徒にはそれこそ11月12月からはじめても大丈夫だよと答えています。慌てることはない。基礎力をしっかりつけてください。
 ところが中にはいまの時期から過去問をやってしまう生徒がいます。真剣に解いてしまう。すると全然できない。30点もいかない。それで自信をなくしてしまう。この志望校はちょっと自分には敷居が高すぎると決めつけたりします。
 何でこんな早い時期にそんなものを解く気になったのかと訊いてみると答はだいたい決まっています。
 
 入試問題というのは3年生のときに習ったものだけでできているわけではありません。1年生の分野2年生の分野もたくさん出てくる。先生方は授業のときそういう話をなさるはずです。これも入試に出るよと。1年生2年生で習ったことが場合によっては入試問題の「半分以上」を占めている・・・という話をされる。
 すると真面目な生徒ほどそうか、いま(2年次が終わった)の実力で半分以上の得点をとることが可能なんだなと考えてしまう。1~2年生の範囲はしっかり勉強してきたという自負もあるのでしょう。
 
 それが20点台がやっとだったりするのでショックを受けるのです。1~2年生の範囲の実力もこんなものだったのか・・・
 こう考えてください。コーヒーが大嫌いでミルクが大好きという人がいたとします。この人にカフェ・オレを飲んでもらう。コーヒーは嫌いでも好きなミルクの部分が50%は混じっているわけだから半分までは絶対に飲めるはず・・・とはならないですよ。コーヒーの味が嫌いであればやはりおいしく感じないと思います。
 つまりすべて混じっているのです。部分部分に分けられない。
 
 1~2年生でしっかり勉強してきたことが活きてくるのは、3年生の単元学習がある程度進んでからだと考えてください。
 きっと全国に「入試問題をこっそり解いてみたけれども全然できなくて唖然とした」現3年生の方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。意気消沈することはありません。合格点が60点台なのに30点もいかない? 心配ないですから日々の学習を堅実に進めてください。くれぐれも志望校をいまからあきらめたりしないように。
 
 
 
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この記事へのコメント

  • 1, かぐやさん 2015.04.24 21:21
    長野先生、こんばんは。
    これは体験談として、ぜひコメントさせてください。
    我が家では、中3の春に過去問を購入しました。息子は興味があったのでしょう、すぐに解き始めてしまいました。
    でも、全問解けるとは思っていなかったらしく、時々、虫食い的に解いては「ふーん、なるほど」と彼なりに傾向をつかんで満足していたようです。
    本格的に、コピーまでとって時間を計って取り組んだのは、12月とか1月だったように思います。
    それなりの点がとれるようになっていたので、自信にもなり、過去問は直前期で十分間に合うのだなと納得したことを覚えています。
    まだ、3、4ヶ月しか経っていませんが、もう懐かしい思い出です。
  • 2, 長野先生さん 2015.04.25 00:41
    かぐやさま

     こんばんは。
     貴重なご体験談をありがとうございました。要するに「全勝」できるような受験生でもそういうことですよね。慌てることはないといういい教訓だと思いました。本当にありがとうございました。

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