2014.03.26 14:05

 相変わらず妙なところを1人でうろうろしています。忙しいのですよ。忙しいからこそ行けるときに思い切って行くのです。
 先日、大島に行きました。あ、島ではないですよ。都営新宿線の大島です。そこに昔から行ってみたかったEという酒場があります。知ったのは1998年でした。「下町酒場巡礼」という名著で知りました。ぼんやりしていると行かないまま死んでしまうのでは? と心配になって、仕事の終わりが早かった日に1時間ぐらいかけて行ってきました。
 
 しかし、今日書きたいのは酒場の話ではありません。
 都立のK高校が甲子園に出場しましたね。K高校に合格するのは非常に大変です。今年この教室からは数人の生徒が合格をいただきましたが、楽に入れる高校ではありません。それなりに猛勉強して備える必要があります。
 そのK高校がどうしてこんなに野球が強くなったのか。秘密を探る番組がお店の大きなテレビに偶然流れていました。
 
 それこそ文字通りの「文武両道」ということになります。野球部の皆さんは勉強もよくできる。できるというより、K高校に通うかぎり勉強しないという選択肢はないでしょう。野球一筋(それもまた立派な生き方だと思います)ということであれば、ふさわしい高校がいくつもあるはずなのでそもそもK高校に進学しようとは考えなかったはずです。
 練習時間も場所も限られている。そこで監督の先生が「考える野球」をさせるためにノートをつけさせていました。身体に覚えさせる時間が少ないので、どうしたら少しでも強くなれるのか1人1人にとことんまで考えてもらいたいということなのですね。
 
 勉強に例えると復習の大切さですね。野球部の方が書かれたノートの1部が画面に映されていました。非常にしっかりした文章を書く。それもけっこう長文でした。きっちりとわかりやすく考えをまとめている。たいしたものですよ。反省日記みたいな要素もありました。
 衝撃を受けたのは中心選手のつぎのような記述でした。やるべきことに優先順位をつけている。①②③とあった。あなたならどう書きますか。部活はどこにきますか? 甲子園に出場するようなチームの中心選手(4番を打っている方だったと思います)でさえこう書いていた。
 
 ①に生活、②に勉強(!)、③に部活(野球)でした。
 酎ハイのグラスを片手に思わず小さくうなりましたよ。勉強のほうが上位に来るのか! という衝撃を感じました。
 いいですか。野球のために生活も勉強も犠牲にして・・・ではありません。ここは中学生(高校生)の方も考えてくださらないといけない。それこそ野球選手として生きていく覚悟があれば話は別ですが、中学1年2年ぐらいで「部活が忙しいので勉強の時間がまったくとれません」というのははっきり本末転倒だと思います。
 
 部活が忙しくて・・・と言う弁解めいた言葉のどこかに「好きなことだけをしていたい」「できれば勉強はしたくない」という気持ちが潜んでいたりしませんか。
 そういうことではやはりK高校のようなレベルの高い高校には受からないのです。と言うより、レベルの高い高校で勉強する資格に欠けることになると思いませんか。
 しっかりした生活(自力で起きるとか身のまわりを整理整頓するとか)があり、つぎに勉強があり、そのうえで部活がある。甲子園に出るような生徒(ちやほやされることも多いでしょう)でも優先順位を見失っていないのは、さすがだと感心しましたよ。
Tags :
幼児・小学生
中学生
高校生
高校受験
ソーシャルブックマーク:

この記事へのコメント

  • 1, Z会卒業生さん 2014.03.27 13:07
    昨年度まで渋谷教室でお世話になり、この春に都立高校に進学する者です。
    文武両道をうたっている学校は多いですが、まさにK高校はその鑑ですね。時間が限られているからこそやる時は集中してできるのだと思います。
  • 2, 長野先生さん 2014.03.27 14:19
    Z会卒業生さま  

     こんにちは。 
     にわかにはどなただかわからないのだが、きみは相当できる人だね? 「鑑」を正しく書くとはたいしたものだよ。 
     高校でも頑張ってください。はじめの3ヶ月間で決まってくるよ。
  • 3, Z会卒業生さん 2014.03.27 21:58
    ありがとうございます。そう言って頂いて光栄です☆
    高校生活精一杯楽しんで、3年後また良い報告が出来るように頑張ります!
  • 4, 長野先生さん 2014.03.28 07:12
    Z会卒業生さま

     おはようございます。
     うん、頑張ってくれ。期待しているから。またな。
  • 5, 長野先生さん 2014.03.28 07:38
    コメントをいただいた方

     おはようございます。
     そういう時期なのだと思いますよ。ご本人のなかにもいろいろと迷いがあるのでしょう。人間はだんだんしっかりしてくるものだから大丈夫だからねとときどき励ましてあげてください。大変でいらっしゃるお気持ちはよくわかります。
  • 6, 長野先生さん 2014.03.28 08:43
    コメントをいただいた方

     おはようございます。
     仕事場に着きました。りっぱなご先祖さまの血は必ずあらわれてくるものです。ただ青少年期は迷路のなかにいるようなものですからね。ご自身の血の囁きに耳を澄ますということがなかなかできません。大好きだよということだけは伝え続けてあげてください。
  • 7, ピーターキャットさん 2014.03.28 19:44
    先生、こんばんは。
    先週のことですが
    電車の中で試合帰りとみられる運動部の高校生数人が
    座っている私の近くに立って話をしていました。
    彼らはとても静かに部活の話をしていて
    会話の内容もジャージやカバンも
    どことなくきちんとした感じで隙がない。
    うたた寝している私への配慮なのか
    その後足音も立てず静かに移動していきました。
    持ち物には都立の難関高の名がありました。
    それは校風なのか同じ価値観のご家庭の生徒が多いのか。。
    とても印象的な生徒さん達でした。
  • 8, 長野先生さん 2014.03.28 20:15
    ピーターキャットさま

     こんばんは。
     それこそ「生活」ですね。ご家庭での躾もあり、人間がしっかりしているのでしょう。勉強だけではない。品格まで備わっているということだと思います。

印は入力必須項目です。
※ログインしていると自動的に名前が挿入されます。

名前
URL
Mail
コメント
画像

画像認証 :

※表示されている数字を半角で入力してください。

 

トラックバックURL

トラックバックURL
【トラックバックにつきまして 】
Z会ブログでは、トラックバックにスパム対策を講じております。
Z会ブログの記事へトラックバックを送信する際には、トラックバック元の記事の本文中に、トラックバック送信先の記事の「ページURL」を記載してください。「ページURL」が含まれていないトラックバックは受け付けできません。
なお、一部のブログやサービスからのトラックバックは受け付けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2019年12月   >>
01 02 03 04 05 06 07
08 09 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

新着記事

月別アーカイブ