2011.09.21 18:29

 私はあまり人づき合いのいい人間ではありません。自分が変わった男だということはよく自覚しているので、迷惑をかけないよう最低限の人間としかおつき合いしないようにしています。最低の人間ではないですよ。数として最低限ということです。
 印象的な話を聞くと、ふと相手のことが好きになる傾向があります。こういう話が出てくる人はいいなと思うわけです。

 現在は年賀状のやりとりぐらいしかありませんが、四十代の前半までよく飲み歩いた同世代の男の先生がいました。私は彼に友情を感じたのですが、それは彼の思い出話がきっかけでした。
 彼は東京からはるか離れた北国の生まれでした。子どものころお母さんとデパートに行ったそうです。すると甘いお菓子の香りが漂っている。そこにアンディ・ウィリアムスの「恋はリズムにのせて」という曲が流れてきた。そのときのまばゆい感覚。

 彼はその話を、他者の話をきちんと聞いている人がほとんどいないような宴席で、苦笑しながらしていました。つまらない思い出だよという感じで。ですが、私は何か非常に特別な人間の感性を垣間見たような気持ちがしました。彼と話すといつもその種の話題が出てきて感心したものです。結局、そういう人だったわけですね。何ということもない会話のなかで意味を感じさせる。

 アンディ・ウィリアムスの「恋はリズムにのせて」は1967年のヒット曲です。もともとコーラのコマーシャル・ソングだったそうで、どうりでオシャレな曲ですね。

 

  
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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