2009.12.25 13:54

 五十代に入り、私はあまり深く眠れなくなりました。時間も極端に短い。子どものころ、お年寄りというのはなぜあまり寝ないのだろうと不思議だったのですが、自分がそういう歳になってきたということなのでしょう。よく「寝るのにも体力がいる」と言われますが、体力そのものが少し落ちてきたのかもしれません。
 夜中の十二時前に寝るとだいたい三時台に目が覚めます。十二時すぎに寝ると五時台に目が覚めます。

 周囲にもそういう話はあって、皆さんお医者さんに行かれたりして睡眠薬を処方してもらったりしているのですが、私は基本的に眠れない眠らないということを否定的に考えていません。ですから、お医者さんに行って「治す」という発想自体が不思議です。死んでからいくらでも眠れるのですから、眠れないのであればそのままでいいと思っています。

 私は家内や息子と離れて一人で寝ているのですが(一緒だともっと眠れません)、目が覚めるとラジオを聴くことがあります。三時からクラシック音楽の専門番組をやっているのですが、これを聴いて生まれてはじめてクラシックをいいものだと思いました。五時台はもう「おはよう」の世界でニュースや天気予報をやっています。そういうのを聴きながら眠れたら少しうとうとする。眠れなければそのまま起きてしまうといった感じでしょうか。

 こういう生活をもう何年も続けていますが、私はほとんど風邪もひきませんし(今回のインフルエンザ騒ぎも乗り切ったような気がします)、体調はすこぶる良好です。急病の先生の代講を引き受けたことはあっても私自身が急病で代講をお願いしたことは一度もありません。精神的にも充実していますし、幸福かと問われれば、そういうことになるのだろうと思います。
 不眠症の人は昼間つらくて困るとよく言いますが、眠いときがあっても私はとくにつらくはありません。現在は授業中は万が一にも眠らないように生徒が問題を解いているあいだもずっと座りませんし、保護者の方と面談をしていて眠くなるなどという経験はさすがにありませんから、とくに問題はないのです。

 子どものとき眠れなくて心配したことがありました。妙に焦るのですね。私は息子にも一睡もしなくても人間は大丈夫だよと話すことがあります。試験前に緊張して眠れなかったという話はよく聞きますが、むしろ合格している確率は高いような気がします。
 眠れなくても健康的に、幸せに生きた人間がここにいます。これからずっと先、眠れなくて気に病んだときに私のことを思い出してください。
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幼児・小学生
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この記事へのコメント

  • 1, 加藤さん 2010.03.16 11:42
    初めて読ませていただきました。非常に興味深かったです。また来ます。
  • 2, 長野正毅さん 2010.03.16 13:23
    加藤さま

     こんにちは。
     コメントをありがとうございました。
  • 3, 田中さん 2010.07.12 21:28
    最近不眠だったので、参考になりました。
  • 4, 長野正毅さん 2010.07.13 13:46
    田中さま

     こんにちは。
     人によるということだと思います。極端に気にされない方がいいみたいですね。

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