2010.08.15 10:45

 一人で勉強をしているとき、ちゃんと痕跡は残っていますか? たくさん書きましたか? 声に出して読みましたか? ただ漠然と見ているだけでは身につきません。そこのところは自分なりにいろいろ工夫をしてみてください。
 たとえば漢字を覚えていたとします。何でもいいのですが・・・「有頂天」という漢字を有頂点と書いてしまいました(よくあるミスですね)。「ああ、これ天なの」ではすぐに忘れてしまいます。そこで、有頂天、有頂天、有頂天と発音しながら三回書く。三回というのがコツです。

 こういうことは大人になっても役にたつものです。つい最近、私はグレン・ヒューズというミュージシャンの英語のつづりをいつまでたっても覚えないので、三回きちんと書いてみました。Glenn Hughesですね。以前も何回も調べたことはあるのです。でもいい加減に見るだけなので、GrenとかGllenとかHuseとか、いざyoutubeで映像を見ようとすると間違えてばかりいました。どこかできちんと心をこめて三回書く必要があったのです。

 覚えるべきことを書いてみるノートを用意してもいいかもしれません。自分の本当の練習量を把握できるからです。全教科で一冊でいいですよ。漢字でも年号でも英単語のつづりでも、間違えてしまったものはていねいに三回ずつ書いてみます。ばかていねいに書く必要はありませんが、書きながら何かを感じられるぐらいの心の動きは必要です。たとえばさきほどの私の例で言えば、ghが入ってもとくに発音しないんだな・・・ぐらいのことは考えながら書いてみましょう。

 授業を真面目に受けてノートもきちんととっているのに成績がなかなか上がらないという人は、だいたい覚えきっていないものです。一度やった問題を解いても以前間違えたところを同じように間違えたりします。英文など丸暗記では意味がないのではないかという疑問を持つ人もいるでしょうが、まず丸暗記を心がけてみてください。丸暗記したものが薄まっている状態とはじめから全然暗記しようという意志を持たなかった状態と、同じように見えても相当の違いがあるものです。

 世の中が便利になってきたので、暗記という行為自体がばかにされます。「電話番号なんかわざわざ覚えてどうするの?」という具合いに。ついには暗記の回路自体ができていないみたいな人も出てきました。しかし、それでは試験はできないですよ。そうなってしまわないように、いまから回路をコツコツ作っていきましょう。
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幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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