2010.04.25 11:45

 毎日の新聞に暗い記事が載っています。自分のお子さんを虐待してしまう親御さんが次々と問題を起こしているみたいですね。
 どの状態を「虐待」と定義づけるのかというのはなかなか難しい問題ですが、だいたいは我を失って過度に暴力的な行為に出てしまう状況を虐待と称するのではないかと思います。ポイントは「我を失う」ことにありそうです。

 私自身、感情的になって自分の子どもを叩いたりした経験が一度もないかと言われれば答はノーです。ほんの二三回だと思いますが、腹をたてて息子を叩いたことがありました。あとで非常に後悔したことを覚えています。私が子どもの時代は家庭だけではなく普通に塾や学校でも体罰がありました。そのときのいやな感じが蘇ってきました。
 あるとき、私はこういう内容の言葉(詳細は忘れてしまいました)を目にしました。どなたか聖人と呼ばれている方の言葉だったと思います。

 腹をたてるということは、他者の間違いにより腹をたてた本人が自分を傷つけているということであるーーまわりくどい表現になってしまいましたが、そういう内容でした。
 わかりますか? つまり誰かが何かをする。そのこと自体が大間違いであったとしてもそれは相手の間違いですね。私のミスではない。だが、その事実に影響を受けて私が猛烈に怒ったとしたら、相手もいやな思いをするでしょうが、私も私自身をとことん乱されたわけですから確かに自分をおおいに傷つけていることになるでしょう。

 その言葉だけがきっかけではありませんが、私はそれから他者の間違いにこちらが巻きこまれることがないように気をつけています。子どもなどというものは未熟ですから当然間違いだらけです。いちいちかっとなっていたらきりがないですね。間違えているところを冷静に指摘してやればいいわけで、感情を動かす必要はありません。むしろ変にこちらが感情的に出ると相手は自己防衛のために反発してくるものです。こちらのエネルギーを押し返そうとするわけですね。

 あるとき息子と話していて、私は「子どものときにもうちょっと可愛がってやればよかったと思うことがある」と言ったことがあります。息子はちょっと考えてから「おれはけっこう大事にされてきたと思ってるけどな」と答えました。
 私がその言葉を聞いてどう感じたかはわざわざ書くまでもないですね。感情的に叱らないように育ててきて本当によかったと思っています。
Tags :
幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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