2009.10.15 14:30

テストなどでわからない問題があるとこだわり、そこで手が止まってしまいます。
適当にあきらめ、できるものをさばいていくようにさせたいのですが、本人は聞く耳を持ちません。よい方法はないでしょうか。


 こういうお子さんはじつはたくさんいます。基本的に生真面目で、わからないものをどんどん飛ばして解いたりすることに強い不安感を抱いているのです。ましてや「出来そうな最後の問題から手をつけよう」なんてとんでもない! という感じでしょう。
 その生真面目さは悪いことではないのですが、テストではたしかに損ですからちょっと解きほぐしてあげる必要がありそうです。

 テストはふだんの勉強と違って、点数をとるゲームみたいなところがあるということを納得させてあげてください。出来るものを見つけること自体が、そもそも実力の一部なのです。入学試験では基本的にだれも百点はとれません。百点どころか九十点、八十点とることさえ相当難しい。そうするとその出来ない二十点なり二十五点なりがどの部分なのかということをすばやく見分けることが重要になってきます。

 中学生ぐらいになりますとテスト問題を前にしてだいたいの時間配分をする生徒も出てきます。【1】に何分、【2】に何分、【3】に何分・・・そして得意な【3】から手をつけようという感じですね。当然得意なものからやっていきます。
 予定の時間が過ぎてしまったらよほど正解に近づいていないかぎりは次の問題に進みます。不安ですね。しかし、その不安に打ち勝つこともまた実力のうちだと彼らはきちんと理解しています。

 こういうことはある種人生観の問題でもあるので、じっくり話してあげないと理解出来ないでしょう。横から「そんなの飛ばしちゃいなさい」「ほらまた手が止まっている!」ぐらいではなかなか納得出来ないと思います。ふだんはきちんとはじめから粘り強くやっていくことが賞賛されて、試験のときだけ「いい加減」みたいなやり方を奨励されても理解出来ないのは仕方がないのかもしれません。

 模擬テストを受けていくうちにだんだん慣れてくるとは思います。復習するときあきらかに出来ていただろうというところがあれば、こういうもったいない部分をつぶしていくことがあなたのテーマなのだ、そういう実力の見せ方をする必要があるのだと説明してあげてください。
 どうして要領が悪いのだろうと大人はいらいらしたりしますが、そこは一歩一歩です。強く叱らず、大胆な精神も必要だということを少しずつ伝えてあげるとよいでしょう。
 明るくいきましょう。
Tags :
幼児・小学生
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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